日本赤十字病院様 紙カルテ電子ファイリング事例

■顧客の要件:

紙カルテに貼られたカルテ番号のバーコードを読み、電子カルテと連携して紙カルテを電子化保存したい

■病院の概要:

患者数:293,000人 診療科目数:30 病床数:611床

導入前の課題

  • 膨大な過去の紙カルテを外部倉庫に保管しており、保管コストが年々増加してきている。

  • 医師からの要請で過去カルテを取り寄せるのに時間を要し、タイムリーに閲覧できない。

  • 紙カルテを電子化して患者IDや入院カルテ番号等で検索したい。

導入前の運用

  • 過去カルテは、一定期間経過後に外部の保管倉庫に保管する。

  • 医師からの要請があった場合、申請手続きを経て外部倉庫から取り寄せる。

  • 届いたカルテは、要請のあった医師へ手渡し。

  • その後、再度外部の保管倉庫に保管する。

導入前

導入にあたっての顧客の要望

  • 運用中の富士通の電子カルテ「HOPE」と連携できること。

  • カルテの先頭ページに貼られたカルテ番号のバーコードを認識し、カルテ番号.pdfのファイル名でカルテを電子化できること。

  • データベース上に患者情報とスキャンしたカルテが紐付けされて登録できる事。

  • 複数患者のカルテをまとめてスキャンし、検索キーは手入力することなく電子カルテの患者情報で検索できる事。

  • カルテの検索は、患者番号,患者氏名,カルテ番号,診療科,入院開始日などで検索できる事。

導入のポイント

複数の患者のカルテをまとめてスキャンするだけで、一括してカルテを自動登録できるシステムを導入する。

導入後の運用

  • 紙カルテに入院カルテ番号のシールを貼り、スキャンニング作業はパート社員を採用。

  • スキャナのADF(Auto Document Feeder)に複数のカルテをまとめてセットし、スキャンボタンを押下する。

  • スキャンニング時にバーコードを読み取り、pdfファイル名に入院カルテ番号.pdfを自動生成。

  • スキャンされたカルテは、入院カルテ番号で電子カルテの患者情報を参照し、診療科ごとのフォルダに格納する。

  • カルテ検索システムで、患者ID,氏名,カルテ番号,生年月日,診療開始日等でカルテを検索。

導入後

導入後の効果

  • 電子カルテと連携してカルテの検索キーの入力が不要なため、登録作業が大幅に軽減された。

  • カルテ番号のバーコードを認識して、カルテ番号.pdfのファイル名を自動生成するためリネームの必要が無くなった。

  • ADFに原稿をセットしてスキャンボタンを押下するだけのため、パート社員でも問題なく作業を行える。

  • カルテの検索は、患者情報(患者番号,患者氏名,カルテ番号,診療科,入院開始日など)で容易に検索できるようになった。

  • カルテの外部保管は、電子化によって徐々に減少しつつあり、保管コストの低減を図ることができた。

導入までの日数

  • 導入作業期間は1日

  • 導入したその日から運用が可能となった。

運用イメージ

登録処理
登録処理
検索処理
導検索処理
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